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ホストの仕事を辞めたいけど怖いし言えない…円満に辞める方法はあるの?
体調、年齢、収入など様々な理由からホストを辞めることを考えている方も多いのではないでしょうか。
しかし、「仕事を辞めることをお店に伝えるのが怖い」と感じ、なかなか言えない方もいらっしゃると思います。
実際ホストを辞める際に、お店やお客様とトラブルになった方もいらっしゃいます。
自分が勤めていたお店ですし、出来れば円満に辞めたいですよね。
そこで今回は、ホストを辞めるときに考えられるトラブルとその対処法、辞めるときのポイントについてご紹介します。
ホストを辞めたいと思う理由
ここでは、ホストを辞めたいと思うよくある理由をご紹介します。
接客が辛い
ホストクラブの楽しみ方はお客様によって異なります。
ホストと一緒にお酒を飲んで、日々のストレスを発散することを目的としているお客様もいて、延々とお客様の愚痴を聞かされて、精神的にまいってしまうホストの方もいます。
また、卓についても全く会話をしてくれない、過度ないじりをしてくる、暴言を吐いてくるといったお客様もいらっしゃいます。
ホストは同じく接客業の一般的な飲食店に比べて、お客様個人との信頼関係の構築が重要となってきます。
お客様の個性やその日の情緒に合わせた接客を考えるのはなかなかハードな仕事です。
お店での接客以外にも同伴やアフター、営業メールの返信など、プライベートの時間を削ってお客様の相手をしなければならない場合も多いです。
仕事から離れてリラックスできる時間が少ないことにストレスを感じているホストの方もかなり多いようです。
お酒が辛い
ホストと会話をするよりも、一緒にお酒を飲むことを目的に来店されるお客様もいます。
自身の売り上げにも繋がりますし、そういった楽しみ方をお客様が求めているのであれば飲まざるをえないでしょう。
また、お客様自身はお酒があまり得意ではないけれど、売り上げのためにボトルをおろしてくださる方もいます。
お客様の気持ちに応えるために、時には無理してお酒を飲まなければならないこともあるでしょう。
加えて、お店の周年、ホストの誕生日、お祝い、卒業などのイベントは主役がお酒で潰れる訳にはいきません。
そうすると、ヘルプが率先してお酒を飲まなければなりません。
自分の売り上げに大きく繋がらない時もお酒を飲まなければいけないというのは、心身ともに辛いことだと思います。
お酒があまり、好きではない人、強くない人は特に辛く感じやすいようです。
実際、お酒で体調を崩されるホストの方は多くいます。
ただでさえ夜型の仕事で生活リズムが乱れやすいので、お酒の飲みすぎと相まって大きな病気に繋がる危険性もあります。
売掛金を飛ばされた
売掛金をお客様が支払わずに踏み倒した場合、担当したホストが売掛金を肩代わりしてお店に支払わなければなりません。
払えない場合は、ホストがお店に借金をすることになります。
売掛金は担当ホストとお客様の信頼関係の上で成り立つものですが、お客様の売掛金を立て替えて支払わなければいけない負担はもちろん、お客様との関係が崩れてしまったことへのショックも大きいです。
ノルマがきつい
ノルマ制度があるホストクラブも存在します。
今の時代、ノルマを厳しくするとホストがどんどん辞めていってしまうので、昔ほど厳しいノルマを設けているところは少ないです。
しかし、ノルマが達成できずに先輩やオーナーに怒られる、罰金を払わされる、長時間掃除をさせられる、あまりにひどいところは解雇されるといったペナルティが課され、苦しんでいるホストの方もいらっしゃいます。
ホストの給料形態は歩合制の場合が多く、ノルマ未達成によるペナルティでさらに収入が減ってしまうのはかなりの痛手でしょう。
大切な人ができた
ホストは、飲食店などの他の接客業と比べて、お客様個人との信頼関係が重要なお仕事です。
それゆえに、お客様に恋愛感情を抱かれてしまうこともあります。
ホストに対して色恋を求めるお客様は一定数いらっしゃいますが、お客様の気持ちに応えてあげられないこと、そして自分の大切な方に対して罪悪感を抱いてしまうホストの方は多いです。
お相手の方にとっても、自分の大切な人に行為を抱いている方が身近にがいらっしゃるというのは、あまり良い気分はしないでしょう。
また、ホストは人気商売です。
常にお客様の目を考えた行動が求められるため、大切な方と堂々と外出や同棲をするのも難しいです。
そのため、交際や結婚を真剣に考えるために仕事を辞めたいと考えるホストの方も多いようです。
人間関係に悩んでいる
ホストは、職業柄上下関係に厳しい職場も多いです。
先輩やオーナーからの暴言・暴力、お客様の前で一気飲みの強要、先輩の誘いは絶対など、俗にいうパワハラが横行している職場もあります。
また、成果主義の風潮があるため、売り上げが原因でいじめやいやがらせを受けて、ホストの仕事を辞めた方もいらっしゃいます。
ホストを辞める時に考えられるトラブルと対処法
「ホストの仕事を辞めたいとお店にいうのが怖い」と感じて言えない時も、あらかじめトラブルを想定しておけば、冷静に対応できる可能性があります。
ここでは、ホストを辞める際に考えられるトラブルと対処法をご紹介します。
売掛の回収が出来ていない
売掛金の回収が出来ていないとスムーズに仕事を辞めることが難しいです。
売掛金を自身で肩代わりしている方もいらっしゃると思いますが、お店に借金をして売掛金を肩代わりしてもらっている場合は早急に返済してもらいましょう。
かなりの額のお金が動くことが予想されますので、お客様から売掛金の回収をする際には、売掛金の同意書、身分証のコピー、売掛した時のメッセージのやり取りなどを見せながら慎重に行いましょう。
また、ホストクラブの売掛金には、売掛金が発生した日時から5年という消滅時効が存在します。
時効が成立してしまった場合は、お客様から売掛金の回収をすることができなくなり、ホスト自身が売掛金をお店に支払うことになります。
ある程度猶予のある期間ではありますが、長期間未回収のお客様がいらっしゃる場合は、未回収の期間を確認しておくと良いでしょう。
人手不足
お店側の人手不足を理由に、仕事を辞めたいという申し出を断られてしまう場合もあります。
しかし、民法上は辞める希望日の2週間前に申し出れば退職できるようになっています。
万が一仕事を辞めたいという申し出を断られた場合は、この民法をお店側に伝えましょう。
とはいえ、引継ぎにかかる期間を考えると1~2か月前までには、お店に仕事を辞めたいと伝えておいたほうがよいでしょう。
人手が足りていないお店であればなおさらです。
理由をこじつけられて辞められない
罰金の支払いが終わっていないなど、理由をこじつけられて仕事を辞めたいという申し出を断られる可能性があります。
こうした場合は、弁護士への相談をお勧めします。
ホストクラブの罰金制度は法的には認められていないため、弁護士に相談すると安全に解決することができるでしょう。
万が一でも警察沙汰に発展してしまうと、お店側も営業に支障が出るので穏便に済ませようとするはずです。
また、ホストを辞めたい理由が明確でない場合、退職の申し出を断られる可能性があります。
こうした場合は、体調面や、転職を理由にするとお店側も引き止めにくいです。
例えば、「お酒による接客で肝臓を悪くしてしまったため、昼職に転職を考えている」などです。
今はあくまでもホストを辞める際の言い訳として昼職への転職を使いましたが、年齢や心身の健康を考えて、実際に昼職への転職を検討しているホストの方もいらっしゃると思います。
そのような方々はぜひ、「昼ジョブメンズ」にご相談ください。
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ホストを円満に辞める時のポイント
自分が勤めていたお店ですし、なるべくトラブルなく辞めたいですよね。
ここでは、ホストを円満に辞める際のポイントをご紹介します。
辞める理由を明確にする
「ホストを辞めたい」とお店に伝えたら必ず聞かれるでしょう。
辞める理由は明確にしておかないと、お店側もお客様も納得できません。
心身の健康面や昼職への転職など、納得できる理由があればお店側も無理に引き止めたりはしないはずです。
また、お店のシステムに不満があって辞めたい場合は注意しましょう。
ストレートに伝えてしまうと円満に辞められなくなる可能性があります。
お客様との距離感に注意する
お客様と親密な状態でホストを辞めてしまうと、お客様が裏切られたと思って逆上する、お客様にホストと客以上の関係を迫られる、元お客様にストーカーされるなど、最悪の場合警察沙汰や、自分の周りの人々まで巻き込んでしまう危険性があります。
ホストを辞める前に、お客様と適切な距離をとっておくことをお勧めします。
金銭関係はしっかりと管理する
売掛金の返済はもちろん、お店の備品や、他のホストからお金や衣装を借りている場合は必ず返してから辞めましょう。
最悪の場合、窃盗の罪に問われる可能性があります。
これはどこの業界でも言えることですが、金銭関係のトラブルはなるべく避けましょう。
まとめ
ホストの方の中には「仕事を辞めたいが、お店に伝えるのが怖い」と感じて言えない方もいらっしゃいます。
しかし、伝えるのを先延ばしにして、辞める直前に申告をするとお店側から退職を断られてしまうことがあります。
辞めたい理由が明確にあって、金銭やお客様とのトラブルもなく、退職の申告を前もってしているのであれば、たいていの場合はスムーズに仕事を辞めることができます。
これらに気を付けて、円満な退職を目指しましょう。
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