ホストの給料の現実！給与システムやお金をより稼ぐ方法を併せて紹介

ホストは昼職と比べて給与システムに特徴があり、お店によっても異なる給与システムを導入していることがあります。

この項目では、ホストの給料システムについてご紹介します。

多くのお店で導入しているホストの給与システムは歩合制です。

歩合制とは、自分の売り上げに応じて給料が決まるシステムであり、売り上げを上げるほど多くの給料を貰うことができます。

しかし、売り上げた分が全て給料になる訳ではありません。

給料は、売り上げからお店の諸経費を差し引いた金額が支払われ、売り上げに対して何%の給料が貰えるかといったバック率が店によって定められています。

また、バック率は一定の割合で定められているだけではなく、スライド制が用いられていることが多いです。

スライド制とは、売り上げが多いほどバック率が上がるシステムを指し、ホストのモチベーションを上げるシステムとなっています。

最低保証制とは、最低限の給料を保証する給料システムです。

歩合制では売り上げが0の場合、給料も0円となります。

そのため最低保証制は、新人ホストがホストのノウハウを覚えるまでの期間の生活を支えるためのシステムとされていることが多いです。

また、最低保証制はお店によって日給保証と月給保証の2パターンに分けられています。

多くのホストクラブでは、給料に加算して賞金や手当などの制度を設けています。

賞金は、最も売り上げを上げた新人に与えられる新人賞や、最も新規のお客様を獲得した新規賞などお店によって様々な賞が用意されています。

また、手当は役割などの貢献に応じて支払われます。
役職手当やヘルプ手当など、賞金と同様に様々な手当が用意されていることが多いです。

ホストは実際にどのくらいの給料を貰っているのでしょうか。

この項目では、ホストの給料の現実について解説します。

新人ホストとNO1クラスのホストでは給料に大きな差があります。

お客様からの指名を多く獲得することができるホストに比べて、主にサポート業務を行う新人ホストの給料は決まった額のみ支払われることが一般的です。

また、ホストはスーツをはじめとして、身だしなみに多くのお金が掛かります。

高級な装飾品がステータスとなるホストの世界では、身だしなみに掛かるお金は想像以上です。

そのため、新人ホストの中には身だしなみなどに掛かる経費を差し引いて、月収が0円になる方もいます。

個人差はあるものの、新人ホストの月収は0〜20万円となっています。

中堅ホストでは徐々に指名が付き、売り上げに応じたバックを受け取れるようになります。

しかし、中堅ホストになるためにはホストの上位30%以上になる必要があり、新人ホストの内にホストを辞めてしまう方は多いです。

中堅ホストの月収は20‐80万円とされています。

NO1クラスのホストは、ホスト業界の1割に当たるとされています。

幹部として役職が与えられ、役職の手当が支給されていることがほとんどです。

平均的に月数百万円を売り上げ、月収は100〜1000万円とされています。

この項目では、ホストの給与に加えてお金を稼ぐ方法についてご紹介します。

新人賞などの賞を受賞することで賞金を貰うことができます。

売り上げを上げることができない場合であっても、皆勤賞などの売り上げに関係がない賞を設けているお店も多いため、狙ってみてはいかがでしょうか。

新人ホストは、先輩ホストのヘルプに付くことが一般的です。

ヘルプに入ることによって、トーク力や接客力を学ぶことができます。

新人の間はお客様からの指名を獲得することが難しいため、できるだけヘルプに入って手当を貰うことがおすすめです。

また、レギュラー手当とは、定休日以外に出勤するレギュラー勤務のホストに支払われる手当を指します。

レギュラー勤務をすることで手当が貰えるだけでなく、最低給料が高いことやバッグ率が高いことなどの様々なメリットが挙げられます。

しかし、シフト制のように自分の好きな時間に出勤することができないため、レギュラー勤務に移行する際には注意が必要です。

指名を増やすことで売り上げが上がり、当然給料を上げることができます。

ホストの給料の多くは売り上げによって左右されます。

賞金や手当のように上限が設けられていないため、ホストで高収入を目指す方は必ず指名を増やす必要があります

ホストは高収入を得ることができる魅力的な職業である一方で、給料が上がらず新人の内に辞めてしまう方が多い職業でもあります。

この項目では、ホストで給料をあげることが難しい理由について解説します。

ホストは装飾品などがステータスになる世界であるため、身だしなみを始めとして多くのことにお金がかかります。

スーツや時計・美容代など、多い時には月に20万円以上掛かることもあります。

新人ホストの間は自分で売り上げを上げることが難しく、多くの方にとって経費の負担は大きいです。

お客様の中には、売り掛けとしてつけ払いをする方もいます。

その際の売り掛けは担当のホストが回収することとなっているため、お客様から期日までの支払がない場合には、担当のホストが代わりに負担する必要があります。

ホスト用語で売掛金を支払わないことは「飛ぶ」と呼ばれ、飛ばれた場合には担当のホストがお店に借金をしなければならないこともあります。

一方で、最近では売掛金のシステムが社会問題とされています。

高額請求に追い込まれる女性が多くいることから、国会で議論がされることもあり、売り掛けを禁止しているお店も増えています。